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大阪で創業される方必見!資金繰りに困らないためには③

更新日:2018年8月28日


3.利益を上げる


当たり前の話ですが、利益が増加すればするほど、入出金のタイミングのズレはありますが、総じて資金は増加します。

では、どうすれば利益を上げることができるか?

「がむしゃらに商品を売ってきて売上をがっつりあげてくる」という経営者様が多いのですが、確かに売上が増加すれば、利益が上がる可能性は高いです。というか、まずは売上がなければ始まりません。

利益を上げるのには一般的に次の3要素が必要となります。 ① 売上を上げる ② 粗利率(商品の売価に占める利益の割合)を上げる ③ 固定費を削減する

この中で一番怖いのは①売上を上げることに執着することです。売上を上げるためには値決めについても低くても構わないという考えです。要するに②の粗利率を無視して僅かな利益のために売上を追いかけると、時間とコストをかけた割に利益が残らず、何のために頑張ったかわからなくなる状態になります。

総じてそのように価格での勝負となると、大資本には絶対勝てないので、尻すぼみとなることが多いです。

①売上を上げるのに執着するのではなく、②の粗利率のよい売上を上げるのに執着しましょう。価格勝負にならないのであれば、付加価値がどれだけあるかというところでの勝負です。付加価値を高め、競合他社との差別化を明確にすることができれば、粗利率のよい売上が増加し、結果として利益が残ります。また付加価値のある商品が誕生すれば自ずと自社のブランドイメージも高まることとなります。

また③の固定費については、売上が上がっていなくても経常的に発生するものなので、随時本当に必要なものなのかを見直す必要があります。


言うは易く行うは難しですが、この執着の程度加減がまさに経営の醍醐味です。どこの売上に力を注ぐ、ここの経費については資金を投下し、そっちの経費についてはカットする等の戦略がはまった時の快感は何とも言えないでしょう。


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